目次
はじめに
86koukiでは、エクステリアやエンジン・ボディ剛性の他にも変更が加えられており、インテリアにも様々な変更が行われています。
なかでもメーター周りに関しては何気に大きな変更が行われましたので、今回はメーター表示について紹介してみようと思います。
86のメーターレイアウトについて
86前期
前期モデルでは全グレードで3針のアナログメーターとなっており、左から速度計、回転計、水温・燃料計という配置になっていました。
また、GT以上のグレードでは、中央の速度計と右側の水温燃料計との間にデジタル速度計が配置されるデザインでした。
86kouki
後期になってインテリアは、シートデザイン等の変更に併せてメーター表示が変更になりました。ベースグレードのGグレードでは、前期とほぼ同様の3針アナログメーターですが、GT以上では、左から速度計、回転計、TFT(液晶モニター)とレイアウトが変更になっています。この液晶モニターの搭載により、より多数の情報を表示することができるようになり、なかなか重宝する装備品となっていますのでご紹介してみたいと思います!
86後期メーターレイアウト
先述の通り左側にスピードメーター(0-260km/h)、中央にタコメーター(0-9000rpm),
中央に重なる形で右側にTFT液晶モニターというレイアウトになります。
右側:速度計
ここは普段そんなに見ないですね。というのも常用速度域である0-60km/hがメーターのかなり下の方で終息しているからです。高速道路で100km/h出してもまだメーターの1/3ですから、なかなかストイックなメーター表記ですよね。
ちなみにどんなにかっ飛ばしても純正だと180km/hでリミッターがかかりますし、吊るし(ノーマル仕様)ではどんなに頑張っても最高速度は220km/h程度が関の山ですから、このメーター表記の260km/hに届くには結構なチューニング&リミッター解除が前提となるでしょう。
このあたりがチューニングを前提とした86の出で立ちを感じさせますね。
もちろんかっ飛ばすのはサーキットなどのクローズドコースでお願いしますよ!
中央:回転計+燃料計+デジタル速度計
タコメーターが中央に配置されます。マニュアル車では一番用途の多い項目がセンターに配置されていますので、ありがたいですね。
針の動きは純正のフライホイールではあまり鋭くないので、是非いつか軽量フライホイール・クラッチ交換などをしてみたいと思っていますが、いつになることでしょうね。またそのときは家族会議です(笑)
まぁ、実際には今のクラッチが磨耗して交換時期になったら検討します。早くすり減らそう!
また、速度表示は非常に見やすく、正直速度に関してはこちらを見ることのほうが多いです。燃料系も液晶表示でどうかと思っていましたが、基本的にはリアルタイムで表示してくれます。給油中に一度モニター表示させてみたことがありますが、給油に併せてメーターも増えてくれました。(※注 給油中はエンジン切りましょう!)
また、燃料残量が少なくなると、ここのメーター目盛り色が白からオレンジに変わります。
(しょっちゅうなります。これは私が面倒くさがりなせいですが、、、)
右:TFT(液晶モニター)
今回のメインテーマとなります、TFTモニターです。
エンジン始動後は常時表示されています。
画面のアンダーバー内は基本的に固定表示で、外気温度、ODOメーター/トリップメーター表示となります。
そして、画面メインエリアに関しては、さまざまな表示モードがありますので、順に紹介していきます。
●ドライブインフォメーション
表示コンテンツ4項目の内最初の項目になります。基本的にトヨタ車種の多くで共通で表示できる項目が多い印象ですね。実際の使用頻度としても、こちらが多いと思います。
ページ1
瞬間燃費、平均燃費、航続可能距離を表示してくれます。基本的に表示は黒背景に白文字で表示してくれ、とても見やすい印象です。
平均燃費はステアリングスイッチの中央(・)ボタンを長押しするとリセットできます。
ページ2
平均車速、走行時間、走行距離の表示画面になります。(・)ボタンでリセットしてから現在までのデータを表示してくれます。特定区間のデータ計測を行う際など、使えそうですね。僕の場合あんまり使ったことはありませんので、ここは99時間とか表示されちゃってますね(笑)
ページ3 水温、油温、電圧
はい!車好き、サーキット派の方にとっては非常にありがたい項目です。
多くの車種では水温は目盛りがなく、数字の無い目盛りが2つくらいしかないので、オーバーヒートするまでぶっちゃけ水温がわかりません。この車では最初から水温が数値としてある程度わかりますので、余程のことがない限り、後付の水温計は不要と思われます。なお、86は水温はかなり余裕があり、純正ラジエターでもあまり水温が上がり過ぎるという現象はありませんでした。ノーマルエンジンで走る限りはラジエターはノーマルでもいいかもしれませんね。
そして問題の油温です。表示目盛りが90℃とその次が130℃と非常に大雑把な区切りになっていまして、120度前後の油温がわかりにくいデザインとなっています。せめて間の110℃を入れて欲しかった、、、
とはいえ普通の車は油温計なんてついていませんし、後付の油温計をつけるとまた何万円もかかることを考えると、ありがたい限りですね。
また86の油温対策に関しては別記事で紹介していますので、是非読んでみてください!
私の場合は油温はこのメーターで把握しつつ、後付の油圧計のみ装着し、オイルコンディションの把握に努めています。
●86専用コンテンツ
続いてのコンテンツは86専用としていくつか用意されています。
Gモニター
藤〇とうふ屋に紹介したくなるよな機能ですね。
前後左右のG(加速度)を表示してくれます。もうとうふを積む必要はなさそうです。おやじに殴られなくていいですね。
前後は最大で1.3G、左右は2.5Gまで表示できるそうで、ピークホールドモードもありますので、色々使いどころがありそうです。
また、ステアリング舵角(左右)、ブレーキ踏力、アクセル開度も表示してくれます。
もちろん走行中にこんなデータみる余裕はありませんが、ここのモニター表示を一度走行中に動画撮って見たいですね!
パワー・トルクカーブ
出力曲線とトルク曲線を表示してくれます。86の最大の泣き所である4000回転付近のトルクの谷がよくわかります。というかこれをわざわざ画像化するのはどうなの?と思わなくもないですが、明らかに4000回転付近でこのグラフ通り加速がもたつくのでこれはこれで面白いです。実際のエンジン回転数も表示してくれますので、なかなか面白いコンテンツですね。
ストップウォッチ
ステアリングリモコンで操作することができ、ラップタイマーまで付いています。
凄いですよね。これならPlapも要らんなと思うくらいでした。
ステアリングスイッチでSTART/STOPとLAPを操作できるんですが、実際サーキット走行の際には押し間違えまくりましたので、そういう使い方はお勧めできません。とはいえスポーツカーらしい装備で、ちょっとした場面で使えますので、まぁこれもありでしょう。
●設定画面
各種設定を行えます。
エンジンスタート時の液晶画面内の初期演出の有無、レブリミットの設定、ギアシフトインジケータの設定を変更できます。
初期演出
エンジン始動時の86ロゴの表示演出のオンオフが一応出来ます。別にあって困るものでは無いので、そのままOnにしていますね。
あんまり好みじゃない人は一応消せるってことでしょう。
レブリミット
回転数を任意に設定することができ、赤ランプ点滅で知らせてくれます。このレブリミットは、これ以上回らないというわけではなく、アラーム音・赤ランプ点滅などで指定回転数を教えてくれるという機構です。
また、アラームはOn/Offも選択できます。
ギアシフトインジケータ
現在のシフトポジションを表示してくれます。あって困るものではないのでOnにしとけばいいと思います。
言語設定
一応日本語とEnglish(英語)が選べます。勉強中の方、外国人の方はどうぞ。
単位設定
さすがにマイル設定はないみたいです。燃費表示が選べるみたいですね。L/100kmってだれがつかうんやろ?
初期化
上記各種設定の初期化もできます。
色々設定いじりすぎてわからなくなったら初期化も出来ますということですね。
メッセージ表示画面
車両情報からのメッセージがあれば適宜表示されます。
何もなければこのように“メッセージなし”の表示のままですが、外気温2℃以下だと路面凍結注意の警報が出たり、ガソリンがあんまりぎりぎりだと、給油警告が出たりしますね。
まとめ
いかがだったでしょう?
昔では考えられないほど、車両情報がわかるようになっています。
個人的にはやはり、油温表示があるというのがイチオシポイントですかね。
86はとくに油温が厳しいので、こういった情報表示はとてもありがたいです。
車を大切に乗る上で、メーター表示というのはとても重要ですので、86のメーター表示はとても見やすく、よくできていると思います。
少しでもこの記事が参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!