こんにちは!86ぷらどです!
この記事では、150プラド後期(2020年8月一部改良)ディーゼルの走りについてレビューしていきます。
目次
私のプラドについて
我が家のプラド(TX-L Black edition)のエンジンは、2020年8月に一部改良が行われたディーゼルエンジン仕様となっております。ディーゼルプラドの走りが気になっている人に向けにレビューをしてみようと思います。
私の場合は主にファミリーカーとしてこのクルマを所有していますので、そういった目線での感想を書いていこうと思います。
エンジンスペック
エンジンスペックは下記の通りです
<1GD-FTV>
総排気量:2754cc
直列4気筒DOHCディーゼルターボ
ボア×ストローク(mm):92.0×103.6
最高出力<kW(ps)/rpm>:150(204)/3000~3400
最大トルク<Nm(kgm)/rpm>:500(51)/1600~2800
燃料供給装置:コモンレール式燃料噴射システム
今回の一部改良の目玉の一つが、ターボチャージャーの改良に伴う最高出力/トルクの向上(177→204ps/45.9→51.0kgm)です!
これは、気になっている方も多いんじゃないでしょうか。
今回は、そんなプラドの走りを、各シチュエーション毎にインプレッションしてみたいと思います。
完全な私の独断と偏見ですが、5段階評価で表記しています!
市街地走行 実燃費9.2~9.6km/L ★★★★
まずは、ほとんどの方にとってもっとも多いシチュエーションの市街地走行についてです。
結論から言うと、思ったよりもイイ!というのが私の感想です。
いろんなレビューを見ると、ディーゼル仕様は発進時のもたつきがあるという記事も少なくないですが、私としては特に気になるほどのもたつきは感じませんでした。これは一部改良のおかげなのかな?
引っ越しで荷物満載のときでさえそこまで感じませんでしたので、よほど感覚の鋭い人じゃないと気になるレベルではないんじゃないでしょうか?
当然、2トン以上の重量がありますし、オフロード走破性のためのラダーフレーム構造は、舗装路での操作性では劣る部分があるのは否めません。
もちろん、高級セダンや、都市型SUVと比較すれば、快適な操作性とは言い難いかもしれませんが、一般道を普通に走る分には、素人には大した問題はないという印象です。
また、ディーゼル特有の振動が気になるというレビューも購入前にいくつか見たことあるんですが、私は全然気になりません。(というか、私が鈍感なのか、はっきり言ってわかりません笑)
ということで、1ポイントマイナスで4/5評価としました。
高速道路 実燃費12.2~12.5km/L ★★★★★
続いて、高速道路です。(オフロードを除き)多分この車一番の得意分野でしょうね。
これに関しては、自信を持って最高の乗り味だと言えます!
とにかく、ディーゼルエンジンのメリットが生かされていると思います。静粛性はもちろんですし、追い越しの際の加速などは、そのスムーズさに正直驚きました。
さらに、クルーズコントロール使ったりすればめちゃくちゃ楽ちんです。
ガソリン車では、AT車では特に踏み込みの際、少々人が多く乗ってたり、坂道だったりすると、すぐにキックダウンして回転数を上げることトルクを稼ぐ場面って多いですよね?それがほぼ必要ありません。
クッとアクセルを踏み込むと、2000回転付近のまま、そのまま車体が後ろからグッと押されるように加速していくんです(擬態語でごめんなさい笑)。この感覚は86にも乗っている私でも驚かされました。
そして燃費ですが、そこそこ追い越し等もしている中で、これだけ重たいクルマで平均燃費12km/L以上って凄いと思いません?しかも軽油ですからね!走行性能・燃費を総合するとこの領域(高速巡航)ではかなり優秀なんじゃないでしょうか。
とにかく、さすがはLand(地上の) cruiser(巡洋艦)といったところです。高速道路の巡航に関しては最高のクルマと言えると思います。
峠/ワインディング 実燃費7~9km/L ★★★
最後に山道についてです。これについてはご想像の通りです笑
タイトに回り込むようなカーブではさすがにロールが激しく、ハンドル操作への応答の鈍さが顕著になります。ブレーキも、絶対的な制動力にそこまでの不満はありませんが、制動力のコントロールは苦手な印象です。私の場合、初期制動である程度踏み込んで、そこからリリースしながら徐々にカーブに進入するような操作が多いんですが、この際のスピードコントロールは未だに慣れません。車重のせいか、エンジンの出力特性の問題なのか、コーナー立ち上がりの加速も、この場面ではやはり明らかにワンテンポ鈍いと感じます。試しにシフトをマニュアルモードで操作してみたんですが、それでも立ち上がり加速はワンテンポ鈍いですね。
まぁ、そもそもそういう目的のクルマではありませんし、峠が走りにくいからと言ってこのクルマを嫌いにはなりませんけどね(笑)
というか、結構きびしめの評価をしてしましましたが、もちろん割り切ってゆっくり走る分にはぜんぜん許容範囲だと思います。当然重たいクルマなのでスリップなどには十分注意が必要ですが。
ということで、不可とはいいませんが可という意味で3/5とします。
番外編 取り回し
最小回転半径は5.8m
ハンドルの切れ角は小さすぎることもなく、必要十分だと思います。
最小回転半径は5.8mと小さくはありませんが、再販のランクル70なんかは6.3mと超大回りですので、それにくらべたらまだいいほうでしょう(笑)
車幅はやはり大きめ
ただやはりデカいです(笑)地方のショッピングモールの駐車場なんかでは全く問題ないですが、狭い駐車場なんかでは、ちょびっと白線をはみ出すこともあります。
なので、駐車場がめちゃくちゃ狭い人なんかは、事前に車幅と駐車場の枠の幅を見ておいたほうがいいと思います。
あと、基本的にはバックモニターとかは必須ではないと思っていたんですが、このクルマに関してはアラウンドビューモニターをつけていて本当に良かったと思いますね(笑)
まとめ -プラド ディーゼルの加速は一度体感する価値あり!-
プラドの走りについて、シチュエーション毎にレビューしてみました。入り組んだワインディングでは多少重さを感じることはありますが、普通の道や高速道路・坂道での力強い走りは最高です!
大きな力で後ろから押し上げられているような感覚で、2tの車重を全く感じさせません。
この感覚は一度体感したら病み付きになりそうです!
私は基本的にはファミリーカーとしてこのクルマに乗っているので、オフロード走行はしたことありません。オフロード走行性能に関しては、他のレビュー等を参考にしていただけると幸いです。
正直、自分の愛車ってことでひいき目に見ている部分もあると思います。
でも、実際にこのクルマを買った人の感想ってこれに近いですよね?笑
こんなにかっこよくて、実用性のあるクルマはなかなかないんじゃないでしょうか。
私にとってプラドは、最高のファミリーカーです!ミニバンと悩んだ時期もありましたが、これだけ走りが楽しい&カッコいいということを考えると、このクルマにして本当によかったと思います。この車で家族をいろんなところへ連れて行きたいと思います。
値段は高いですが、それだけの価値があると思います。
荷物の積み下ろしや、乗り降り、子どものチャイルドシートへの乗せ方等はまた別のレビュー記事を書こうと思っています。
この記事がプラドのディーゼルに興味がある人にとって少しでも参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!