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禁断の解決法!? ダホンのシートポスト下がりに対策してみた。

はじめに

最近寒くて乗れていませんが、今回はうちのダホン Dove plusネタです。

14インチの小径・シングルギアという割り切った仕様ではありますが、平地主体のポタリングなどでは思った以上に気持ちよく走れる相棒です。

踏めば意外と早いし、タイヤもシュワルベ ビッグアップルと呼ばれる太めのタイヤに換装したことで、更に快適性もアップしています。

Dove plusは廃盤になって、今はK1というモデルが後継にあたるみたいです。

細々としたカスタムをして、走りそのものは非常に快適なものになってきましたが、この自転車というか、ダホンの折りたたみ自転車特有の持病というものがあります。

それは、、、

シートポスト下がり!

そうなんです!

ダホンの折りたたみ自転車にお乗りの方にはよく分かると思いますが、ダホンのシートポストは下がりやすいんです!!

クイックリリース式のシートポストクランプを使用しているからなのか、普通の締め方くらいでは結構下がってしまいます。

具体的には、体重68kgくらいの私が普通に座った状態で15分漕ぐと、明らかにそれと分かるくらい下がります。

30分も乗れば1〜2センチは下がるので、正直ペダリングの感覚が変わるレベルです。

せっかく最適なシート高に合わせていても、これでは楽しいサイクリング中にしょっちゅうシート調整を行うことになります。

ネットで、“ダホン シートポスト 下がる”とかで検索すると、結構皆さん苦労している様です。

今回は、そんなダホンのシートポスト下がりに悩み抜いた結果、個人的にはこれがベスト!と思える対策にたどり着いたので、ご紹介していきたいと思います。

なお、今回紹介する方法は、あくまでも我流の対策になります。メーカーとしては決して推奨された方法では無いと思いますので、実行される場合はあくまでも自己責任でお願い致します!

対策について

ネット上でよく見受けられる対策や、まず普通に思いつく対策についてご紹介していきますと、

①しっかり締める。

なんとも初歩的な方法ですが、クイックリリース式のシートポストクランプを、通常よりかなり強く締め付ける方法です。

通常は片手でしっかり抵抗を感じながら締めるくらいで十分なはずですが、下がるというなら強く締め付けて見る方法です。

乗る人や乗り方によってはこれだけでも下がり止まる可能性はありますね。

この方法の問題点としては、締めるときも緩めるときも、クイックリリースのレバーがめちゃくちゃ固くなることです。

両手で開け締めするようなレベルで硬いですし、指先や手のひらが痛くなります。

握力の弱い方であれば、そもそも不可能な方法とも言えますね。

②痩せる

身も蓋もないですね。。

1の次に思いつく対策かもしれません。おそらくこれは有効だと思います。有効性は否定しませんが、そもそも痩せるために自転車に乗っている方も多い中で、

痩せるために頑張って乗ろうと思っても、シートポストが下がるんですから、そのモチベーションはなかなか保ちにくいというのが現実です。。。

③グリスを塗る

理屈はいまいち解せない部分があるのが正直なところですが、シートポストとシートチューブの間の密着性を高めるという目的で。グリスを塗ることで下がりにくくするという試みも見受けられました。

これに関してはやってみましたが、私の場合は効果はなく、やはり下がってしまいました。

④シートクランプを追加する。

ネット上ではこれがおそらく本命の対策です。

↓こんなやつ↓

こんなのを買って、シートポストに直接装着する事によって、シートポストがそれ以上下がらない様にするらしいです。

この方法は、結構効果的なようで、ネット上でも上手く行ったという事例を散見します。

一方、この方法は、誰もができるというわけではないのがポイントです。

先程紹介した様なシートクランプの内側というのは、完全に平らな面になっているわけではなく、上端部分に“「”状の突起があります。

これがあるため、追加のシートクランプをAmazonとかで買っても、そのままシートポストに取り付けるわけにはいかないため、ネット上でこの方法を取っている人は、旋盤加工などを行うことで、内面の突起を削り落としてから使用しているみたいです。

リング状の金属の一部分を、なめらかに削り落とす様な器具を元々持っている人は多くないですよね?(笑)

そういう仕事の人なんかや、金属加工が趣味の人なら持ってるかもしれませんが、うちにはそんなものはありません、、、

ということでこの方法も却下となりました。

実際にやってみた方法!

前置きが長くなりましたが、実際私がどうやったのかをご紹介します。

こんなものを用意してみました。

シートクランプ、、ではありません。

ホースバンドです。ホースクランプとも呼びますかね。車や水道などのパイピングを、ジョイント部にしっかりと固定するためのクランプ器具で、ボルトで締め込む仕組みになっています。

本来の用途ではありませんが、これを④で紹介した追加シートクランプのかわりに使って見たいと思います。

いい感じです!

走ってみましたが、下がる感じもありませんでした!

色も、シートポストと同じ様な色なので、ほとんど目立ちません!

ただ、この状態だと、この自転車のセールスポイントである折りたたみに関しては、少し難しくなってしまいます。

プラスドライバーか8mmのボックスレンチが必要ですね、、、

ということで、小さくて軽い、8mmのボックスレンチでいい感じのが無いかAmazonを漁っていたところ、ありました!

ベストツールというメーカーのスイングハンドル付きミニボックスレンチという商品です。

6mm✕7mm、8mm✕10mm、11mm✕13mm、12mm✕14mm、17mm✕19mm、全部で5つのラインナップが用意されている様です。

今回は8mm✕10mmタイプのものを用意しました。

中空なので、ボルトが飛び出た状態のナットに対しても使用できます。

構造そのものは極めてシンプルな商品ですが、なかなか面白い商品ですね。

こんな感じで回します。

ハンドルを横にすればある程度のトルクもかけられますし、畳めば少し早回しもできますので、結構便利です。

輪行バッグをいつもサドル下につけているので、その中に忍ばせることにしてみます。

これで、ひと手間有るにはありますが、問題なく出先でも折りたたむことができるようになりました(^^)

なお、このホースクランプを使用した対策の注意点としては、シートポストに多少傷がついてしまう点や、それぞれメーカーの想定している使い方ではない点が挙げられます。

もしやってみたいという方は、あくまで自己責任でお願いします(^_^;)

まとめ

ダホンのシートポスト下がりに対して、ホースバンドを使用して固定を追加してみました。

実はこの状態でもう1年近く乗っているのですが、シートポスト下がりとは正直無縁に鳴りました。

訳あって車載していないので、折りたたむ機会が最近無いのですが、この状態であれば、忍ばせたミニボックスレンチでちゃんと緩めることもできるので、せっかくのセールスポイントも損なわずに済みます。

サドル高って自転車乗りにとっては大事ですもんね!

また一つ自分好みの仕様に近づけることができました!

この記事が少しでも参考になれば嬉しいです!

最後まで読んでいただきありがとうございました〜

Dahon K1

ホースクランプ

ミニボックスレンチ8mm✕10mm

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