86&PRADO.com
クルマ

ランドクルーザープラド150型中古車相場調査 6月編

はじめに

ランドクルーザーシリーズといえば、中古車市場価格が下がりにくい(リセールバリューが高い)ことで非常に有名です。したがって中古車市場において、高年式・高走行距離の車両が意外と高値で取引されていることも珍しくありません。

今回、2021年6月30日時点での150系ランクルプラドの中古車市場の状況を調べてみましたので、紹介していこうと思います。

これの記事を読めば、

  • 150プラドの流通量
  • 150プラド中古車の平均価格
  • ガソリン/ディーゼル仕様の価格差

などがよく分かると思います。

今後定期的にこれらのデータの推移を記事にしていこうと思いますので、中古車相場の推移がわかるような情報を皆さんにお伝えできれば良いなと考えています。

前提/検証方法

今回の調査の方法としましては、中古車販売大手のカーセンサーさんのHPで、プラド150(2009年〜)の中古車情報を調べました。ですのでカーセンサーに掲載されていない中古車情報に関しては、今回の記事では載せていません。GooネットのHPも調べたのですが、なぜかガソリン車のプラドの販売台数がやけに少なく、市場平均の代表とするには個体数が少ないと考えましたので、カーセンサーのサイトを参考にしました。

おもな調査項目としては、

  • 150プラドの中古車台数
  • 前期・中期・後期の内訳
  • 価格幅
  • ガソリン/ディーゼルの価格差

これらについて調べてみました。なお、価格は車両本体価格で、税・諸費用は含みません。

プラド中古車市場の調査結果

調査結果を表にまとめたものがこちらになります。

これらのデータをもとに、プラドの中古車市場について考察してみます。

150プラド中古車販売台数について

販売台数の総数は1199台となかなかの台数がありました。

内訳としては

  • 前期:64台
  • 中期:331台
  • 後期:800台

と、当然といえば当然ですが、年式の新しいモデルほど多く分布しています。

また、ガソリン:ディーゼル=753台:442台と圧倒的にガソリン車の在庫が多くあるようでした。

これに関しては、高年式の個体から徐々に廃車になってしまい、流通量が少なくなってくるのでしょう。また、150プラドは2009年発売の前期仕様ではまだディーゼル仕様車はラインナップされておらず、2015年に入って中期型からカタログラインナップされる様になりましたので、販売期間がそもそも短く、また車両価格もガソリン車よりディーゼルが67万円も高いので、これらの理由からディーゼルほうが個体数が少ない状態となっていると考えられます。

ですので、値段も高く販売期間も短いディーゼル車の方が今後も個体数は少ない状態が続くと考えられますね。これが希少価値となるかどうかは今後の動向に注目です。

これからの推移が楽しみですね!!

150プラド中古車価格について

全体感

中古車市場全体平均価格は390万円となかなかの高値で推移しています。平均走行距離2万キロオーバーでこの価格ですので、やはりプラドは人気車種であると伺えますね。

最安値の個体

https://www.carsensor.net/usedcar/detail/VU5527154727/index.html?TRCD=200002&RESTID=CS210610

最安のもので169万円。こちらは前期(2009年式)・ガソリン車・走行距離13万キロといった条件でした。修復歴はなくワンオーナー・禁煙車でしたので、走行距離・年式の中では比較的状態の良い個体と言えるでしょう。これらの条件次第では、もう少し安い個体が出てきても不思議ではありませんね。

最高値の個体

https://www.carsensor.net/usedcar/detail/VU2715199822/index.html?TRCD=200002&RESTID=CS210610

こちらは696万円と非常に高値で販売されていました!主な仕様としては、後期(2019年式)TZ-G(最上級グレード)、ディーゼル7人乗りモデリスタフルエアロ、モデリスタ電動ウイングデッキ(ステップ)メーカーオプションナビ電動ムーンルーフパノラマビューモニタークリアランスソナー寒冷地仕様と、思いつく限りのフルオプションを搭載した仕様でしたね。また、走行距離も3000kmと非常に少なく修復歴なし・禁煙車でした。ただし内装色はブラックでしたので、これがきれいな状態のベージュ内装で、さらに2020年モデルだったりしたら700万円超え!!もあったかも知れませんね。

これ以上無い好条件の仕様でしたので、納得のお値段とも言えますね(笑)

やはり、メーカー純正のオプションや、トヨタ直系のチューナー(TRDモデリスタ)のパーツは高く評価されるみたいです。

やはり巷で言われる、電動ムーンルーフメーカーオプションナビベージュ内装が買取相場でも人気というのは、こちらの傾向からもあながち嘘ではなさそうですね。

150プラド ガソリン車とディーゼル車について

先にも触れましたが、販売台数としては販売期間・価格の差もあってガソリン車が多く流通しているようです。しかし価格帯を見てみますと

ガソリン:169万〜608万円

ディーゼル:268万〜696万円

と、ガソリン/ディーゼル間で約100万円〜80万円の差があります。

当然ながらディーゼル車の方が高値で取引されているようです。

ガソリン車最高値のモデルはこちら↓↓

https://www.carsensor.net/usedcar/detail/VU4974150731/index.html?TRCD=200002&RESTID=CS210610

ディーゼル車は先程取り上げた最高値の個体でしたが、ガソリン車最高値(=608万円)のモデルは、後期(2021年式)、TX-Lパッケージブラックエディション、 ガソリン、ブラック内装7人乗りメーカーオプションナビ社外エアロ、、20インチ社外製アルミホイールとこれまた非常に贅沢な仕様のものでした。

先の696万のディ−ゼル最高値のモデルとエンジン以外の部分を比べてみると、より低年式の車両で、この部分は勝っている部分でしょう。また、グレードとしてはTX-Lですので一つ下のグレードになりますが、メーカー純正オプションナビが装着されており、社外品とはいえ各種エアロ、ホイールの装着された車両になりますので、エンジン型式を除いた条件としてはこちらの車両の方が有利でしょう。

それにも関わらず696万円608万円=88万円の価格差に一番影響しているのはやはりエンジン型式(ディーゼルorガソリン)であるように思えます。

今後、ディーゼル車とガソリン車の中古車販売価格差がどのように変化していくのか、非常に興味深いです。これからの動向を楽しみしていてくださいね!

まとめ

150プラドの中古車市場の価格、流通台数を調べてみました。

全体のまとめとしては、

  • まだまだランクルプラド150の在庫は豊富
  • ディーゼル車はガソリン車の比べて個体数が現状少ない
  • ディーゼル車はガソリン車に比べて80万円〜100万円高い

このような結果が言えますね。

これらの情報は、今後プラドのリセールバリュなどにも影響してくる情報ですね。

プラド乗りとしては目が離せません。また、プラド購入を検討している人にとってもなかなか興味深い内容だと思います。

今後の動向の注目点としては、

  • 流通量の変動:現行販売中は横ばい〜増加と思われるが、そのうち減少してくるか?
  • ディーゼルとガソリン車の価格差の変化:現状ディーゼル優位の状態と思われるが、今後長期的な経過でもディーゼル人気が続くのか?
  • ディーゼルとガソリン車の流通量比較:ディーゼルは長寿命と思われるが、流通量の減少量に差はあるのか?

これらのポイントに注目して今後も定点観測を続けていきたいと思います。

また、2020年式ディーゼル乗りとしましては、2020年一部改良が行われたディーゼルエンジンはなかなか魅力的な性能向上だと思いますので、この改良が中古車価格にどのような差としてあらわれて来るのか、とても興味があります。これは今後5年・10年と長い目で見ていかなければわからないことでしょう。プラド乗りとしては気長に見ていきたいものです。

これからも、プラド好きの方にとって有用な情報を発信していきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA