目次
はじめに
手頃なママチャリがほしいと思っていましたが、買うほどの需要はないので色々と悩んでいたんですが、倉庫に長年眠っていたママチャリを使っていいということになったので、プチレストアして乗ることにしました!
ざっと点検した内容としては
- フロントブレーキが使用不能
- 変速機(内装3段)は2速、3速のみ使用可能
- その他はサビがあるのみで使用可能
こんな状態でした。
おそらくナショナルの自転車だった様で、さすがは国産メーカー品ですね。
かなり年季の入ったものでしたが、主要部分は問題なく使用可能です。
センタースタンドなのも好印象です(笑)
変速が使えないことに関しては、平地メインですし、ちょい乗りしかしないことを考えると、費用面も考えて、そのまま使うこととします。
従って走行上問題となるのは安全面に関わるフロントブレーキのみということになりました。
こちらに関しては全く使用不可能でしたので、なるべくお金をかけず、それでいてちょこっと所有欲が満たされるようなプチレストアでこのママチャリを復活させたいと思います!
※ブレーキは重要保安部品です。DIYはあくまで自己責任でお願いします。自身のない方はお店にお願いしましょう!
整備前の状況(ブレーキについて)
とにかく全く動きません。
レバーを引くことも出来ませんし、ブレーキキャリパーを直接握っても、びくともしません。
キャリパーのヒンジ部分に潤滑油を吹いてから握ると、ほんの少しだけ動きましたが、制動をかけられるような動きは出来ませんでした。
そもそもレバーでの操作は全くできませんし、現状ではFブレーキは全く使用不可ということになりますね!
ケーブル交換
まずはフロントのブレーキワイヤーのみ交換してみました。
もともと装着されていたものはワイヤーのアウターケーブルとインナーワイヤ間も固着していたので、非常に抵抗感が強かったのですが、この部分からまず交換しました。
写真を取り忘れましたが、古いキャリパーからワイヤーを引き抜いて、レバー内にあるタイコを抜けば外れます。
逆の手順で新しいワイヤー・アウターケーブルを引き回せばとりあえずワイヤーは交換終了です。
装着したブレーキキャリパー DIA-COMPE(ダイアコンペ) DL800
ダメ元でワイヤー交換だけでブレーキを改めて引いてみましたが、もちろんだめでした、、
ワイヤーに問題は無いはずなのに全くブレーキを引けません。
という訳でブレーキキャリパーも交換します。
1000円以下の安価なキャリパーも探せばあるみたいでしたが、せっかく自転車自体が良いものなので、ちょっと奮発してダイアコンペのブレーキキャリパーを買ってみました
アルミ冷間鍛造アームの輝きがかっこいいです。
キャリパーの剛性感もきっと上がるはずです。
2000円ちょっとで買えるんですから、このくらいの贅沢は許容範囲としましょう!
装着写真
装着した状態の写真です。
周りが錆びているからか、キャリパーの輝きが際立ちます。
ワイヤーアジャスターも回しやすそうです。
ワイヤー締結部はこんな感じにしてます。
横から見てもきれいです。
カゴ越しにDIA-COMPEの刻印が見えます。
自転車全体でみると、そこまで目立つわけではないですが、近くで見ると”分かる人にはわかる。”このくらいが絶妙な自己満足をさせてくれますね(笑)
走行レビュー
この自転車に関しては、交換前はブレーキがそもそもかけられないので、ブレーキフィールの直接比較はできませんが、一般的なママチャリのフロントブレーキよりは、遥かに剛性感が上がりました。
絶対的な制動力自体はそんなに劇的な変化ありませんが、キャリパーが”ぐにゃっ”とたわみながらリムを掴む感じが無く、レバーを引いた分だけ制動力がかかっていく感じで、とてもいい感じでした!
まとめ 3000円で大満足!!
キャリパー・ワイヤー合わせて3000円以内の買い物で済みましたが、価格以上の価値がある整備が出来たと思います。
アルミ冷間鍛造・ポリッシュのキャリパーがキラリと光ってかっこよくありませんか?
案外のる度にに見えるので、満足感も大きいです!
嬉しさでついたくさん写真撮っちゃいました(笑)
ブレーキの調子に不安が出てきたり、古い自転車でブレーキ整備が必要な方は、検討してみてはいかがですか?
結構楽しいですよ♪
《ブレーキワイヤー フロント用》
《ダイアコンペDL800》