目次
はじめに
トヨタ自動車より2021年6月1日にランドクルーザープラド TX-Lパッケージ 70thアニバーサリーリミテッドが発売されました。
今回も一部改良として多少の仕様変更がありましたので、これと併せて私の雑感を記事にしようと思います。
この記事を特に読んでほしいのはこんな人
- これからプラド購入検討中の方
- 昨年発売のプラド購入したけど、ちょっと悔しい?って方
- とにかくプラドが欲しくていつか買いたいと思っている方
など多くの方に読んでもらいたいです。
ランドクルーザープラド一部改良について
多くの国産車では、基本的に毎年あるいは1−2年毎に一部改良という形でアップデートが行われることが多いようです。86ほぼ毎年改良が加えられていますし、プラドに関しても昨年も一部改良が行われました。
2020年の一部改良内容
以下の通りです。
・安全装備の向上:トヨタセーフティセンスP→トヨタセーフティセンス2.0・レーンディパーチャーアラート・ロードサインアシストの導入
・エンジン出力向上:177→204PS
・パドルシフト装備(TZ-Gグレードのみ)
・ディスプレイオーディオの採用(メーカーオプション)
この他にも細かい変更点はあるようですが、主なポイントはこれらになります。
とくに、新型ターボチャージャー採用による最高出力の向上は、体感できる違いのようで、Youtube等でも取り上げられていますね。
なによりエンジンスペックとしてはっきり差がついていますので、この差は羨ましく思う人も少なくなかったことでしょう。安全性能に関しても、走行中の歩行者認識が昼間歩行者のみだったのが、夜間歩行者・昼間自転車まで対応範囲が広がったので、この違いは比較的大きのではないかと思います。
では今回の2021年一部改良内容をみてみますと、
2021年一部改良内容
・インテリジェンスクリアランスソナーの標準装備
・19インチアルミホイールのデザイン変更
となります。
いかがでしょう?インテリジェンスクリアランスソナーに関しては、トヨタセーフティセンスが走行中の歩行者等に対する自動ブレーキ技術であるのに対して、インテリジェンスクリアランスソナーは、駐車場や低速走行時のブレーキ・アクセルの踏み間違いによる急発進を抑制する機能になります。こちらも重要な予防安全技術ですので、こちらが加わったのは喜ばしいことですね。ですが、例外はあるにしても、誤発進抑制装置が主に必要とサれるのは、高齢者ドライバーというのが一般的な価値観でしょう。もちろん、若年者でもありえない話ではないのですが、はやり頻度としては高齢者の方が多いと言わざるを得ません。さて、ではランドクルーザープラドはどの様な方が乗るのかといえば、比較的若い方が乗ることの方が多いのでは無いでしょうか?
もちろん、そういった方もいらっしゃるとは思いますが、このてのクルマはやはり比較的若い方が乗ることの方が圧倒的に多い車種だと思われます。
その様に考えると、自分のプラドにこの機能が搭載していないからと言って、昨年以前のモデル所有者がこの部分に関して悔しがる必要は、あまり無いかも知れませんね。
特別仕様車について
2020年の一部改良の際は従来のTX-LグレードをベースにしたBlack Editionという特別仕様車がラインナップされるようになりました。
主な特徴は以下の通りです。
- 漆黒メッキヘッドランプガーニッシュ・バックドアガーニッシュ
- ブラック塗装ラジエターグリル
- 大型フォグランプベゼル(ブラック塗装)
- 18インチアルミホイール(ブラック塗装)
- 専用ルーフレール(通常タイプに無料変更可)
- 内装:カップホルダー・小物入れカバーのパールブラック塗装
これらが特徴となります。
なお、シートやニーパッドはL(Leather)パッケージと言われるくらいですから、こちらも本皮のものとなり、表皮色がブラックで統一されています。
↓↓2020年一部改良のTX-L Black Editionの詳細記事はこちら↓↓
ランドクルーザー プラド ブラックエディション インテリア紹介
ランドクルーザー プラド ブラックエディション エクステリア紹介
では、今回2021年に発表されたTX-L 70thアニバーサリーリミテッドの仕様を見てみましょう
- 漆黒メッキヘッドランプガーニッシュ・バックドアガーニッシュ
- ブラック塗装ラジエターグリル
- 大型フォグランプベゼル(ブラック塗装)
- 18インチアルミホイール(ブラック塗装)
- 専用ルーフレール(通常タイプに無料変更可)
- サドルタン本皮シート・ニーパッド
- 「70thANNIVERSARY」ロゴ入りサイドエンブレム&フロアマット
この様に実は、①〜⑤は基本同じ仕様となっていました。
内装色のサドルタンというカラーはトヨタの最高級色という位置づけらしく、かなり高級感のあるデザインとなりそうですが、そこを除けば大きな変更点は無いように見えますね!
価格は、2.8リッターディーゼル(7人乗り)で比較すると、2020年ブラックエディションで5,117,600円(税込み)、2021年70thアニバーサリーリミテッドで5,118,000円となっています。専用サイドエンブレムや専用フロアマットはオプション扱いですのでこの価格には含まれていません。
なので、ブラックエディションから4000円アップでサドルタン内装へ変更が行われたということになりますね。
2020年ブラックエディションのユーザーは悔しいか?
これに関して答えはNoです。(あくまで私個人として)
内装色に関しては、あくまでも好みの問題として考えるべきだと思います。ベージュカラーもありますし、必ずしもタンカラーが良いというものでもないでしょう。
また、ブラックエディションにしても、タンカラーにしても、天井の内装などはグレーファブリックのままですので、その点に関しても両者に大きな差はないでしょう。
強いて言うならば、一部改良により安全性能にインテリジェンスクリアランスソナーが追加されたにも関わらず価格アップが4000円にとどまるという点は、なかなか羨ましいです。ですが、2020年一部改良のトヨタセーフティセンス2へのアップグレードの方がよりメジャーな改良ですし、我が家ではあまり高齢者が乗ることはありませんので、誤発進抑制に関しては絶対条件とは考えていません。
ですので、今回の一部改良は、個人的には地団駄を踏むほど悔しいニュースではありませんでした!
これから買おうと思う人にとっては朗報か悲報か?
間違いなく朗報でしょう。
先にも述べたように、安全性能の向上があるにも関わらず価格上昇はわずかにとどまるわけですから、これだけでも十分朗報でしょう。ただし、オールブラックの内装が良かったと強く思う人にとっては、ブラックエディションがカタログ落ちしてしまったので、少しさびしいかも知れませんね。しかし、ブラックエディションとはいえ内装色は完全に黒統一しきれていませんので、アフターマーケット品でブラックエディションへ近づけることは可能でしょう。あるいは中古車を探すという手もありますし、特に悲観する点は無いでしょう。
最後に
今回の一部改良は、昨年の改良と比べると、あまり大きな変更点はなさそうですね。それでも嬉しい人には嬉しいポイントがいくつかありましたし、今後の購入の参考にしていただければ嬉しいです。
これが最終モデルとなるかどうかはわかりません。まだ正式にフルモデルチェンジの発表もありませんので。しかし、2020年一部改良で搭載された新型ターボチャージャーは、次モデルへの搭載予定との噂もありますので、今回の仕様が次モデルの布石となっている可能性はあります。しかし、あくまでもアニバーサリーリミテッドであり、ファイナルエディションとは銘打たれていません。この辺はなんとも言えませんね。
いずれにしても、モデルライフの終わりが近づいているというのは間違いないようです。
150プラドも非常に人気で多くの人に愛されたモデルですので、近々モデルチェンジというは少しさみしい気もしますが、次モデルも素晴らしいクルマが生まれることを期待しています。
これからもプラドの魅力をどんどん発信していこうと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!