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HKS HYPER MAX Ⅳ GT インプレッション

はじめに

この記事は、86の車高調選びで、HKSのHYPER MAX Ⅳ GTを検討中の方に向けて、

少し前になりますが、私の86にHKSのHYPER MAX Ⅳ GTを購入・装着しましたので、その感想を記事にしたいと思います。

HYPER MAX Ⅳ GTについて

HKS HYPER MAX Ⅳ GT

トータルチューニングメーカーとして有名なHKSよりリリースされる全長調整式車高調。

30段階の減衰力調整つきで、単筒式を採用しています。

バネレートはF 6/R 4(kgf/mm)と硬すぎず軟すぎずといった具合で、車高は純正比0〜60mmまで変更可能です。

ストリートでの快適性を損なわずに、スポーツ性を高める車高調としてとして発売されました。なのでどちらかといえばストリート仕様ですね。

レーシングドライバーの谷口信輝選手が開発に関わっているYoutubeチャンネルでも紹介されていましたね。

車高調導入の理由

86純正車高写真

基本的にストリート9割、サーキット1割くらいの比率のカーライフなので、ガチガチのサスペンションは希望じゃなかったんです。とにかく乗り心地が犠牲にならないのが大事でした。

ただ、純正の足だと見た目上ほんの少〜しだけ車高が高いかなと思ったのと、サーキットでは左右の切り返しでロールが大きく、またフルブレーキングの際のノーズダイブもちょっとだけ気になってたんです。とはいえ、純正ザックスのダンパーもワインディングなんかでは全然不は満無かったので、正直とりあえず替えてみたかったっていう感覚が一番でした。

メーカー的にも信頼性の高いHKSで、価格もまずまず手頃だったので、このHYPER MAX Ⅳ GTを選んだという次第です。

装着インプレッション

外観

見た目は、ほぼ理想的な高さになりましたね。とりあえず純正比約15mmダウンの状態でつけてもらったんですが、WORK M.C.O racingの18インチホイールとのマッチングで足回りの見た目は満点になりました。その代わり、純正のホイールでは少しホイールが内側に入ってしまうような状態になってしまいましたが、ツライチに強いこだわりがあるわけではないので、あまり気になりませんでした。

とにかく、見た目はバッチリでした。

走行-サーキット-

こちらに関しても、まずまずイメージどおりでした。

高速コーナーでも若干ロールが収まった感じでしたし、フルブレーキングを加えたときの姿勢変化は少し抑えられた印象です。サーキットが走りやすくなったのは間違いありませんでしたね。

ただし、これに関しては私の腕の問題なんだと思いますが、タイムアップには大きく繋がりませんでした。

まぁ、これに関しては私がどうこう言える領域では有りません。あくまでもフィーリングが良くなったということでお願いします(笑)

走行-ワインディング-

固くなりましたね。

路面状況がいい道では、気持ちよく走れますが、少々路面のあれた部分がある峠道でペースを上げていくと、固さを感じる場面が結構有りました。

大きくギャップがあるような場面では突き上げ感を感じることもあり、ちょっと腰に来るなぁと思うことも時々ありました。トラクションが切れるとか、踏めないとかそのレベルでは無いんですが、良くも悪くも走り屋仕様に少し近づいたなぁと思っちゃいましたね。

正直隣に人を乗せてワインディングを流すときは、少し気を遣いましたね、、、

走行-市街地-

意外と悪くはなかったです。もちろん、市街地では割と安全運転なもので、普通に市街地を走る際には大した違和感はありませんでした。確かに、少し車の上下振動の周期は短くなり、小刻みに揺れる様な印象は有りましたが、多分気にならない人は気にならないと思います。

ただし、コンビニ等の駐車場から出るときの段差では、結構固さを感じる様になります。これは性質上仕方ないことですし、そういう車なんで、あまり気になりませんでした。

その後

結局、現在どういう状況かというと、この車高調は売っちゃいました。

総合的にはいい商品だったと思います。少し下げることで確実にスポーツカーとしてかっこよくなりますし、神経質になりすぎなければ、性能は申し分ないで。メーカーオーバーホールも対応してもらえる商品だったので、永く使うことも考えたんですが、、、

実はその後SPOONのリジカラというパーツを導入しました。

メインフレームとサブフレームの締結ボルトの隙間を埋めることで、ボディの足回りの一体感を高めるパーツで、要するにサブフレームのガタツキを抑えるパーツになります。

しかしながらこのリジカラをHKS HYPER MAX Ⅳ GTに組み合わせると、ワインディングのギャップなどでの突き上げ感が露骨に顔を出すようになりました。

さらに腰に来るようになっちゃいました。(笑)

多分サーキットなんかでは良い感じになったんだと思うんですが、正直私には少し硬すぎるフィーリングになってしまいました。。。

しばらくこの状態で乗って悩んだんですが、結局現在はリジカラはそのままに、サスペンションは純正のザックスダンパーに変更しています。

その後もいろいろ考えたんですが、サーキットに行く回数も減ったこともあり、やはり乗り心地は重要だと思ったのと、純正ショックの耐久性を優先して、車高調は手放すことにしました。確かアップガレージさんで20000円位買い取ってもらえました。

1万キロくらい走ったあとだったので、あまり値段はつかないと思っていたので意外に値がつくんですね。って聞いたら「やっぱりネームバリューっすよ。HKSってのがね。」とのことでした。

さすが有名ブランドって感じさせられた瞬間でした。

まとめ

いかがだったでしょうか?

結果的には手放すことになってしまいましたが、商品としては良いものだった用に思います。私も、リジカラ導入をしていなかったら、手放さず、少なくともまだ持っていたと思います。ですが、それと同時に思ったのは、やはり純正のショックアブソーバーを手放さなくてよかったなと言うことです。

純正はやはり耐用年数が長い様に思いますし、もっていて損は絶対にありません。

社外品は2万キロごとにオーバーホールが必要ってことも多いので、そういった場面で代わりのダンパーがないと困りますしね。

HKSからは今はHYPER MAX Sというモデルが発売されており、より高い走り心地が達成されており、また耐久性も向上しているそうです。こちらについてもまたレビューできれば良いなと思っています。いずれにしてもHKSのダンパーは良い商品でしたし、車高調チューニングはなかなか満足度の高いチューニングで、いい経験になりました。最終的には手放すことになりましたが、全然後悔はありません。結果的にはリセールバリューもなかなか良かったですし。

86サスペンションにお悩みの方にとって少しでも参考になれば嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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