目次
はじめに
当サイトでは、86&プラド主体に紹介をしていきますが、SERROW250というオフロードバイクも所有しています。
乗り物としてバイクももちろん好きなことと、短距離で乗る際にはスポーツカーも大きな車も少し不便なことがあるので、小回りのきくモビリティをと考えて、その上で維持費も安く、そしてやはり長く乗ることができそうなバイクであるセローを選定した次第です。
買ってみるとすごくきに行っています。せっかくなのでこちらも紹介させていただこうと思います。
セロー250について
「MOUNTAIN TRAIL」という1980年代当時はまだ無かった概念を提案した新たなオフロードバイク。
当時モトクロッサーを連想させるハイパワー2サイクルエンジンが主流であった時代に、250cc,4サイクルエンジンの安定した出力特性で、決してハイパワーでは無いけれど、山の中をトコトコと走っていけるようなバイクとして誕生しました。二足二輪という言葉もあるように、かっ飛ばすようなバイクではありません。ゆっくりトコトコと、時には足も付きながら林道を進んでいくような、そんなバイクだと思っています。
最高出力もお世辞には高いとは言えません。でも、このバイクだからこそ行ける道があるわけです。
発売当時は大ヒットというわけではなかったようですが、今でも根強い人気のある車種ですね。
2020年にファイナルエディションとなり、生産終了となってしまった車種ですが、まだまだ活躍の場がたくさんあるバイクです。
私がセロー250を選んだ理由
一応大型免許も持っているので、リッタークラスのスーパースポーツのバイクも、買えないわけでは無いんですが、私の場合は、このバイクを選びました。今でもすごく満足しています。私がセローをオススメする理由を挙げていこうと思います。
1.乗りやすい
もともとのコンセプトにもあると思うんですが、いろんな意味で乗りやすいんです。しっかりとした低速トルクがあり、市街地走行での取り回しもとっても良好です。車重も130kgとバイクの中ではやはり軽量な部類に入ります。当方身長は低い方でして、160cmくらいしかないんですが、短めの私の脚での足付きも得には問題ありません。なんなら少し窮屈だと思ってヤマハのハイシートを入れたくらいですので。
ハードルの低さで言えば、ほんとにトップクラスのバイクだと思います。
2.林道走行
これはもうセローの専売特許ですよね。
近くの林道があるので、時々走るんですが、最高ですよ。少々荒れていても、低速でなんとかいけますし、ちょっとした丸太なら難なく超えられます。
いざって時には足もつくってのも大きな安心感ですよね。最悪コケたときにも、フロントとリアにグリップがあるので、これが結構役に立ちます。
なので私も、走っていて脇道の林道を見つけると、ついつい入っていきたくなる衝動といつも戦っています(笑)
有名な特徴ですが、リアがチューブレスっていうのは賛否両論ありますが、小枝があるようなオフロードでは、安心感につながるのではないでしょうか。
一応パンク修理キットも積んでいます。
※林道は一般道と異なり、危険が伴います。十分に安全装備を装着して、極力一人では行かずに、くれぐれも怪我に注意して、安全に楽しんでくださいね♪
3.維持費が安い
排気量250cc未満のバイクなので、車検は不要です。もちろん整備は定期的に行う必要がありますが、それでもメンテナンス費用はたかがしれてます。単気筒エンジンなのでプラグも1個ですし、ブレーキも小さいのでパッドも安いです。オイル交換代も1000円くらいですね。
4.燃費が安い
維持費に含めても良いんですが、これは車にしか乗らない人には衝撃ではないでしょうか。
30km/L(レギュラー!)ですよ!!
山道走っても高速走ってもストップ・アンド・ゴーが多くてもだいたい30km/Lです。
それでもスポーツカー顔負けの加速性能・軽快な走りが体感できるわけです。
クリーンディーゼルエンジンのプラドもびっくりの燃費性能ですよね。
5.構造がシンプル
空冷・単気筒・250cc・電子制御は最小限という古き良きバイクといった感じで、現代の乗り物としては極めてシンプルです。冷却水やラジエターが無いことでこちらの破損トラブルリスクも低いですし、そもそも壊れる部品が少ない!。もちろんオイル交換やブレーキパッド交換くらいなら自分で全然できちゃいますし、田舎でのるには何かと都合がいいんです。
いまはバイクもハイテクマシンが増えてきてますし、そうなると自動車ばりに世話がやけるんでしょう。ですのでこういう手の内に収まるバイクって貴重ですよね。
6.高速もイケる
125cc以上になるので、高速道路も乗れますし、二人乗りも出来ます。街乗り〜遠出まで対応できる汎用性の高さは重要なポイントですね。
7.出番が多い
乗り物にとって一番不幸なことは、“乗らない”ことだと思っています。どんなに高性能でも、かっこよくても、飾っておくものでは無いと思っています。せっかく高性能ないいバイク買ったのに、殆ど乗らなくて、久しぶりに乗ろうと思ったらバッテリー上がってるなんてこともよく聞きます。リッターバイクって、仕事にもよると思うんですけど、そんなにしょっちゅう乗れるものでは無いでしょう?もちろんバイクだけで生活していれば別だと思いますが、私のように4輪も乗っている場合は、通勤で使うことは稀ですし、ちょこっと時間があるときに近所にバイク行こうってくらいが多いんです。これが意外とリフレッシュになって良いんですよね。
そういった場合には、正直このくらいのバイクのほうが動かしやすいんですよね。
もちろん大型に乗っている人とツーリングに行くこともあります。バイクの性格的に高速道路を長距離ってのは少し骨が折れますが、一般道1〜2時間のライディングは全く問題ないです。
8.カスタムで伸びしろが大きい
純正の仕様もとっても良く出来ているんですが、バイクの場合、アフターパーツで良くなる余地がたくさんあります。私の場合、エキゾーストパイプ・サイレンサーをSP忠男のチタンエキゾーストに変更したんですが、これが凄い!
はっきりと走りが変わるんですよね。軽量化の影響も大きいんでしょうが、とにかく走りが楽になりました。5速で上りに入ると明らかに加速が鈍っていたんですが、これが明らかに速度が伸びるようになりました。
車のマフラー変更となると、僕ははっきり言ってパワーの変化はあまりはっきりとは感じられませんでしたが、バイクは違うみたいですね。
セローの魅力っていうよりは、車とバイクの性質の違いかもしれませんが、こういう楽しみ方はバイクのほうが単価も安いですしね。
9.単純に見た目が好き
身も蓋もないですね(笑)
でも本当です。昔からオフロード車が好きです。もちろんMotoGPで見るようなSSも大好きですが、私はバイクに関してはオフロード車の見た目がスタイリッシュでなんか好きでした。
これに関しては完全に個人的な問題ですのでノーカウントですかね(笑)
(↑↑でも一番大事?)
10.永く乗れる
ランニングコストが安く、運転もしやすい。それでいて楽しめる幅の広いバイクであるセローは、末永く付き合っていける良い相棒だと思っています。このバイクでいろんなことを学んだ気がします。バイクで走ることで、普段走っている道も、とても新鮮に・違った道のように感じることが出来ます。
気になる点
上記で思いつくままに自分の愛車を褒めちぎりました。
さすがにメリットばかりでは不公平ですし、信憑性が低くなるような気がしますので、今度は3年近く乗っていて少し気になるポイントをいくつか挙げていきます。
1.高速道路は長時間は辛い
法律上は乗れるんですが、ハーレーダビットソンみたいに高速をずーっと流していくような乗り方は正直向いていません。80km/hくらいまでは問題なく維持できるんですが、軽いバイクだということと、SSみたいに空気抵抗を最小限に抑えるような形状でも無いということで、100km/h以上を維持するのは少し疲れます。
これも慣れていけば距離は伸ばせると思いますが、この辺は大型バイクに対してはっきりと差がつく部分だと思います。
2.高速領域では振動がツライ
これも高速道路が主なんですが、単気筒エンジン故の高回転域での振動が結構ツライです。
振動で手がしびれてくる感じで、手の疲れってやっぱり辛いですからね、、
対策品があるのでしょうか?ご存じの方いたら教えて下さい(笑)
3.意外と重たい
これは個人差あると思います。私の場合、かつてコンペティションモデルのモトクロッサー(2st 125cc、約80kg!!)に乗っていたので、セローの130kgという車重は、見た目よりは重たいと感じてしまいました。もちろん公道仕様のバイクのなかでは軽量ですよ!アフリカツインを借りて乗ったあとにセローに乗ったら、軽すぎて笑っちゃいました。
なにと比較するかによりますが、やはり原付きのバイクと比べれば重いですし、バイク自体の高さはそれなりにあるので、軽さを過信するのは禁物ですね。
まとめ
ヤマハセロー250の紹介をしていきました。
色々書きましたが、乗りやすくて燃費も良くて、多くの人にとって永く乗っていけそうな良い相棒です。色んな人にオススメできるバイクです。
僕が勝手に言ってるんですが、“使い切れる性能”っていうのはこのバイクのことをよく表しているように思います。200馬力のスーパースポーツって、公道ではその性能の3割も使えていないんじゃないでしょうか。それに対して、このバイクは、その性能を最大限に楽しむことができるように設計されていると思います。そういう意味でもコストパフォーマンス面でとっても優秀なバイクなのではないでしょうか。
2020年についにFinal editionが発表され、生産終了が決まってしまいましたが、まだまだ状態の良い中古車なんかはたくさんあると思います。初心者にとってはとても良い選択だと思いますし、ベテランライダーにとっても奥が深いバイクだと思いますので、ご検討中の方はぜひ一度乗ってみることをオススメします。
この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!