検証！86にロードバイクは積めるのか？

はじめに

ロードバイクにお乗りの皆さんにとって、車を選ぶ際に自転車が積めるかどうかは重要ですよね？

とかく86はスポーツカーということもあって、お世辞にも荷室空間は広いとは言えません。

ツール・ド○○みたいな大会に出るときには、自分の自転車を車に積んで会場まで行くことも良くあります。スポーツカーはトランク容量に制限があるので、ロードバイクが積めない場合もあるでしょうから、この点が問題になることは少なくありません。

この記事を読めば、

・今度大会に出るんだけど、86にロードバイク積めるかなぁ？

・86買いたいんだけど、ロードバイク積めるかなぁ？

・ロードバイク買いたいんだけど、86にロードバイク積めるかな？

こんな疑問を解決できると思います。

先に結論から述べますと、積めます！

私自身実際に86にロードバイクを乗せて大会に出場したことも何度もありますし、問題ありませんでした。

スポーツカーは実用性があまりないというイメージがあるかと思いますが、86は皆さんが思っているよりもかなり汎用性の高い乗り物だと思います。

今回の記事では、86へのロードバイクの積み込みについて、いくつかパターンを紹介しながら、具体的な方法や写真付きで紹介しますので、ぜひ最後まで読んでくださいね！

ロードバイク紹介-MERIDA SCULTURA 3000-

この機会ですので私の愛車紹介もさせてください。（興味ないよ！って方はこの部分は読み飛ばしてください（笑））

台湾の自転車メーカーであるMERIDA製のエントリーモデルのカーボンロードバイクで、長距離走行を想定したいわゆるエンデュランスロードといわれるモデルになります。価格は当時約16万円程度だったと思います。

ロードバイクの中でもかなりメジャーなカテゴリーだと思います。

メリダといえばスペシャライズドのOEMとしても知られていますので、台湾自転車といえ侮れません。全然遜色ない性能と言えるでしょう。

コンポーネントはSHIMANO105主体のものになりますが、残念ながらブレーキとクランクは105になっていません。私の場合ブレーキは後から105に変更しましたが、ブレーキングの安心感が全然違いますので、最初からつけていて欲しかったですね。

現在はSCULTURA 3000は販売されておらず、SCULTULA4000 RIMというモデルが相当品として販売されています。フレーム性能はほぼ同等ながら、ブレーキがはじめから105にグレードアップされているようです。やや価格アップしているようですが、このまま乗れる非常にバランスの良い仕様になりましたので、これからロードバイクに乗ろうと考えている方にとっては非常におすすめのモデルですね！

寸法

私のロードバイクの実寸法をまずは計測しました。

フレームサイズ：680mm

実寸サイズとしては下記の通りです。

全長

車輪の有無それぞれのパターンでサイズを測りました

前後輪装着：162cm

前輪のみ外し：133cm

前後輪外し：106cm

高さ

ハンドル部分

タイヤ付き：92cm

タイヤ無し：60cm

シートポスト部分

タイヤ付き：93cm

タイヤなし：60cm

ハンドル幅

ハンドル幅は44cmでした。この辺はひっくり返して積む際などに、影響してくるでしょう。

実際に積んでみた

結論から申し上げますと、

86にロードバイクは積めます！

そうは言っても、実際にはどのような積み方になるのかがイメージしにくいと思います。

実際にいろんなパターンでの積載にチャレンジしてみましたので、ご紹介していきます。

ロードバイクは前後輪ともに取り外せます。見た感じからしてそのままは積めそうにありませんでしたが、今回は実験ですので、いろんな条件で試してみることにします。

検証①そのまま積めるか？

まずはタイヤ前後共に装着したままで試してみました。

前輪部分もタイヤ分高さがありますし、後輪部分もサドルとタイヤでかなりかさばる状態です。

タイヤが650cとか小径車などであればもしかすると積めるかも？？

トランクからの積み込み：✕

トランク側からの積み込みにも挑戦してみましたが、やはり無理でした。ハンドルバーの向きと前輪が直交していますので、かさばります。タイヤをまっすぐにすればハンドルが引っかかり、逆にすればタイヤが入りません。

前輪がついたままだと、ハンドルが横向きのままになってしまうので、まずそこが入りません。トランクから入れるにしても、ドアから入れるにしても、入り口の部分で自転車のどこかがぶつかってしまいますので、入ることが出来ません。室内の空間としては意外と広いので、積み込んでしまえば何とかなりそうだとも思ったんですが、開口部の問題で積み込みは不可能でした。

ドアからの積み込み：✕

一応ドアからの積み込みにも挑戦しました。

ドロップハンドルがガッツリ上に引っかかりました。

前輪は後席足元に落としても上が引っかかりますのでもう絶対無理ですね。

だめなのはわかっていますが一応逆向きもチャレンジしています。

これやっている最中にたくさん通行人が通っていましたので、変な目で見られまくりました。

検証②前輪外した状態

前輪を外して積んでみましょう。ロードバイクの場合、前輪は後輪と違い、チェーンとかついていないので簡単に外れます。もちろんクイックリリースで工具も不要ですので、これくらいの手間ならほとんど無視できるでしょう。

先程はハンドルと前輪のかさばりが問題でしたので、これである程度かさばらない形になったような気がしますね。

後部座席への積み込み：×

ここからは86のシートアレンジ毎に見ていきます。

まずは後部座席を起こした状態で積んでみました。

前輪が外れていればハンドル・Fフォーク部分は問題なく通りそうです。

後輪が難しそうでしたので、後輪を先に入れました。

シートポスト・サドル部分が多少引っかかりますが、なんとか通りました。

あとはハンドル部分は横にすれば入りますので、なんとか後部座席に積むことが出来ました

と思いきや、、、、、、

？？？？

ハンドル・ブレーキレバー部分が一部はみ出てしまいました、、、

一応ドアを閉めてみましたが、レバーが当たってしまいます。レバーにねじるような力がかかってしまいそうでしたので、あまりおすすめ出来ないみたいですね、、、

ですので、載せられなくは無いけど、おすすめは出来ないという印象でした！

私だったらやりたくないですね！（笑）

トランクへの積み込み　後部座席は起こしたまま：✕

続いてはトランクへの積み込みです。リアシートは起こした状態で積み込んでみましょう。

後輪から入れて、一番奥までリアタイヤを進めた状態ですが、、、

はみ出てしまいましたね。どうやってもはみ出そうです。

たまにタクシーがやってるみたいに軽くトランクをしめて見ましたが、フレームが傷んでしまいそうですね。何より車両からのはみ出しが大きすぎます。ですのでやめましょう^^;

トランクへの積み込み　後部座席倒し：○

リアシートを倒してトランクスルーの状態にして積んでみました！

おお！乗った！！

寝かせた状態での積み込みが良いでしょうから、トランクから積むのが良いです！ドアからの積み込みは試していませんが、縦に入れて車内で横に寝かせるのは難しいでしょうからね。

車内（助手席）側から見るとこんな感じです。こうして見るとやはり車内空間そのものというよりは、開口部（トランク・ドア）の問題がメインなんでしょうね。

これなら外した前輪の他に空気入れや工具を積み込む余裕も全然ありますね。

検証③前後輪外し

一番コンパクトな状態です。

後部座席への積み込み：○

先程の前輪のみ外した状態でもギリギリアウトでしたので、予想通りではありますが、前後輪外しならまったく問題なく後部座席に乗せることが出来ます。

トランクからの積み込みももちろんですが、運転席側のドアからでも割と余裕で入れることが出来ます。

実際には、フロント・リアのギアがありますのでチェーンオイルの汚れがシートにつくなどの問題がありますので、このようにタオル等による対策が必要です。なので好みが分かれるところではありますが、トランクはそのまま使えるのでこれはこれでメリットがありますね。しっかり積めば前席のシートリクライニングもある程度は可能です。

ちょっとした工具箱を積む余裕も十分ありますね。