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書籍紹介『運転者 未来を変える過去からの使者』

はじめに

今回は書籍紹介です。最近読んだ本で、とても心にしみた良書でしたので、紹介させてください。

この本をおすすめしたいのはこんな人です。

  • どうして自分には良いことが起きないんだろう。
  • 自分のほうが沢山働いているのに、何故評価されないんだろう。
  • なんで自分ばっかりこんなに大変なんだ。

現代社会を生きていれば、誰もが一度や二度、こんな気持になったことはあるんじゃないでしょうか?

日々忙しく仕事に追われるサラリーマンの方や、子育てで疲弊しているパパ・ママ、部活や受験で悩んでいる学生さん等色んな人にそれぞれのイライラや、悩みがあると思います。

私はこの本を読みすすめていく毎に、どんどん心が軽くなっていくのを実感しました。

今の自分の仕事、家族、これまでの人生、これからの人生に対する向き合い方が大きく変わりました。

本当に読んでよかったと思います。

多くの人にこの本を読んでほしいと思いましたのでご紹介させてください(^^)

本のあらすじ

あらすじはこちら

生命保険会社の営業として日々ノルマに追われる主人公「岡田修一」は大口の契約が突然破棄され、職場での立場が非常に危ういものとなる。家庭では娘の不登校にも悩まされており、妻には自分の悩みを理解してもらえない。そんな日々の不満の蓄積が限界を迎えようとしていた。

そんなとき、一台不思議なタクシーと出会い、様々な出会いを手に入れる。

タクシーの「運転者」から、いろんな話を聞く中で、少しずつ自分の周りの「運」「幸せ」に気づいていく。

今の自分があることへの感謝の気持ち、人の可能性に改めて気づいた修一はやがて人と人とのつながりの意味を考えるようになり、沢山の気付きを経て家族と向き合うようになる。

修一の視点を中心に、様々な人との出会い・会話が描かれていきます。

不思議なタクシーにいろんな場所へ連れて行かれ、はじめは戸惑いながらも、次第にこれまでの自分が見過ごしていたことに気づき、徐々にものの見方が変わっていく修一の気持ちが描かれており、多くの人が共感できる内容になっていると思います。

興味のある方は最後まで読んでみてください。そして、ぜひ一度この本をお手にとって見てください(^^)

著者について

喜多川 泰 さん

〈公式ウェブサイトプロフィールより〉

1970年生まれ。愛媛県出身。東京学芸大学卒。’98年に横浜で、笑顔と優しさ挑戦する勇気を育てる学習塾「聡明舎」を創立。人間的成長を重視した、まったく新しい塾として地域で話題となる。2005年から作家としての活動を開始。『賢者の書』にてデビュー。

(中略)

最新作の『運転者』にて全18作品、国内累計90万部を超えるベストセラー作家となる。

「喜多川ワールド」と呼ばれるその独特の世界観は、小学生から80代まで幅広い年齢層から愛され、その影響力は国内に止まらず、現在は多数の作品が台湾・韓国・中国・ベトナムでも翻訳出版されている。

執筆活動だけではなく全国各地での講演やセミナーも開催。出会った人の人生を変える講師として人気を博している。

https://tegamiya.jp/profile

書籍のみではなく、人間的な魅力・成長にフォーカスした様々な活動をされている方みたいですね。

他の本も是非読んでみたいと思います。

心に響いたフレーズ

読んでいく中で、「これは」と思ったフレーズを紹介していきます。

自分もこんなふうに考えてしまうことがあるなぁとか、こんな風に考えれば良いのか!等と共感・驚きがありました。

きっと共感できる方も多いと思います。

「……なんで俺ばっかりこんな目に遭うんだよ」

喜多川泰. 運転者 未来を変える過去からの使者 (Japanese Edition) (p.21). Kindle 版. 

生きていれば多くの人が一度は思ったことのあるフレーズではないでしょうか。

嫌なことって不思議と続くんですよね。どうしてこんなに運が悪いのか。自分が悪いのか?などとみるみる思考がネガティブになっていきます。まさにそんなときに出てくる言葉です。

そして、そんな考え方を一度でも持ったことがある方であれば、この先を読み進めていくことは人生にとって必ずプラスになります。

「機嫌が悪いと、運が逃げる……」

喜多川泰. 運転者 未来を変える過去からの使者 (Japanese Edition) (p.43). Kindle 版. 

そうですよ。だって道歩いてて機嫌悪そうな人に話しかけますか?カフェで機嫌悪そうな人に声をかけますか?ちょっと道を尋ねるのでも、写真を撮ってもらうのでも、機嫌が良さそうな人に頼むじゃないですか。

喜多川泰. 運転者 未来を変える過去からの使者 (Japanese Edition) (pp.70-71). Kindle 版. 

機嫌よく居るということの重要性に私ははっとさせられました。

機嫌が悪いままいると、そこにある運気に気づくことができず、やってくるチャンスも逃してしまう。意識していなくても、機嫌が悪いとロクなことがありません

その場を早く終わらせてしまうことだけを考えて、物事をよく見て、そして考えるということをしなくなってしまいます。ものすごく刺さるフレーズですよね?

それだけでなく、機嫌が悪い人間にわざわざ話しかける人はいません。

結局、機嫌が悪いというそれだけで、人はかなりの数の出会いやチャンスを逃してしまっているということにも気づかせてくれた一節でした。

運は〈いい〉か〈悪い〉で表現するものじゃないんですよ。〈使う〉〈貯める〉で表現するものなんです。

喜多川泰. 運転者 未来を変える過去からの使者 (Japanese Edition) (p.51). Kindle 版. 

因果応報という言葉もあります。当たり前のようなことですし、この部分だけを読んでも反発する気持ちが浮かぶ人もいるかも知れません。でも、この考え方はこの本を最後まで読む中でどんどん自分の中に定着していきます。

上辺だけではなく、この考え方の本当の意味がわかれば、必ず納得できます。

そして、そういう考え方をした方が、遥かに人生が豊かになると考えることができるようになりました。

いいですか、岡田さん。人生において『誰のせいでこうなったと思ってるんだ』なんてセリフ、二度と使っちゃダメですよ。

喜多川泰. 運転者 未来を変える過去からの使者 (Japanese Edition) (p.65). Kindle 版. 

実際にこんなこと人に言うかどうかは別として、思ったことくらいはある人がいるんじゃないでしょうか。

私も胸に手を当ててみれば、心当たりは一つや2つではありません。

物事が悪転してしまったときに、人のせいにしてしまう気持ちというのが人間には多少なりとあります。ですが、そうであるということを証明しようと躍起になったところで、何にもならないでしょう。そして、何より、人生が良くなろうと悪くなろうとその影響を受けるのは自分自身であり、その根拠も、結果も、他人に求めたところで意味は無いということを思い知らされました。

あくまでも表面的に「これは自分のせい」ととりあえず認めることではなく、「自分のために自分の人生を良くしようと心がける」という生き方もこの本の中で学べる気がします。

まずは、自分が恵まれているということに心から気づけること。そこから始まります。

喜多川泰. 運転者 未来を変える過去からの使者 (Japanese Edition) (p.151). Kindle 版. 

今朝岡田さんが食べた一膳のご飯を用意するためには宇宙のすべてが必要だと言ったら納得できますか?

喜多川泰. 運転者 未来を変える過去からの使者 (Japanese Edition) (p.152). Kindle 版. 

普段当たり前に過ごしている風景、身の回りにある物が、本当は膨大な数の人や物から作り出されています。一膳の食事をとっても、それがこの世界のすべてが人の力で繋がり自分の目の前にあるという奇跡に気づかせてくれました。

最後に

この本の魅力のほんの一部だけを紹介しました。

自分自身がこの本から学んだことを忘れないためにアウトプットしたいと思い、記事にしました。

この他にも沢山のフレーズが自分のこれまでの行いを振り返らせてくれます。

この本を読むことで、心がとても軽くなります。

言い方を変えれば、既にたくさんの幸せが身の回りに存在するということを教えてくれます。

恥ずかしながら、30代になってようやく読書というものの魅力に気付かされました。

最近読書にハマっています。

このブログは車好きの方に多く読んでいただいていると思いますが、ほんの少しの読書が人生を豊かにするということに今更になって気づくことが出来ました。

是非一度お手にとってみてください\(^o^)/

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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